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注文方法(指値と成行)を決めよう!

 株式を購入する際には、注文方法も選択しなくてはなりません。

 注文方法には大きく分けると、指値注文と成行注文があります。
指値とは値段を指定して売買注文を出すことです。510円とか512円とか、値段を指定して行う注文形態です。指値の場合、指定した値段から1円でもずれていたら取引は成立せず、株を買うことは出来ないというデメリットがあります。一方で、指定した株価で買えるので、自分の希望の価格で買うことが出来ますし、1円、2円のわずかな値動きでも利益に繋げやすくなります。
 成行とは、値段を指定せず、文字通り相場の成行きに任せる注文です。成行は、指値よりも売買が成立する可能性が高くなるというメリットがあります。一方で、意に添わない値段で買ったり売ったりすることになってしまう可能性も少なくありません。場合によっては、不測の損害を被る可能性もあります。     

 これらの特質を踏まえて、指値か成行かを選択します。

 指値の場合、値幅制限に注意しましょう。
 株式の急激な上昇や暴落を避けるために、市場にはサーキットブレーカーが用意されています。値幅制限もサーキットブレーカーの一つで、株価が値幅制限に達すると取引はストップし、値幅制限を越えた値段での取引は出来ないことになっています。
 従って、当日限り有効の指値注文では、値幅制限を越える値での指値はできないのです。 

 成行は条件を指定せず市場のの成行きに任せる注文形態ですが、成行きに任せても、必ず売り買いが出来るとは限らないので注意が必要です。売買が成立しないと、たとえ成行きであっても取引は成立しないので注意しましょう。

 その他にもいくつか売買方法はあるので、概説します。
 指成という注文方法は、引け(相場の最後の取引)までは指値として扱われ、それまでに売買が成立しなかった場合には、自動的に引けの成行注文として扱われる注文方法です。
 寄付成行という注文方法は寄付のみで有効な成行注文です。引け成行は引けでのみ有効な成行注文です。
 寄付指値、引け指値などの注文方法もあります。

(文責:K.H)

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