代行返上(だいこうへんじょう)とは?

厚生年金基金が厚生年金の運用についての「代行部分」を国に返上すること。2000年代初頭の株式相場の下落局面では、厚生年金基金がある企業にとっては、代行部分の積立不足は負担となり、重みになっていました。そこで、2000年代初頭には代行返上が頻繁に行われました。代行返上は、基本的には現金にして返すことになっているため、年金基金の保有している株式を売却する必要があります。そのために「代行返上のための売り」が起こり、マーケットの地合いを更に悪くする要因ともなりました。

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