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株式投資の魅力

 株式投資の最大の魅力は値上がり益でしょう。2005年は、年初からの日経平均の上昇が40%にも達しました。中には値下がりした銘柄もありますが、倍以上になった銘柄も数多くあります。
 仮に、手持ちの株に100万円投資して、その株が50%上がったとすると、150万円の利益を得ることになります。
 これからもこの調子で株価が上昇していくとは限りませんが、株式投資の最大の魅力は値上がり益といえるでしょう。

 ただ、ひとつ注意点があります。株式は手持ちの段階では含み益に過ぎず、売って現金に換えないと利益が確定しないことは押さえておく必要があります。手持ちの株が50%上がったとしても、売却して換金しないうちは利益を確定できません。売却しないうちに株価が元に戻ってしまったら、利益はなくなってしまいます。
 含み益の段階では、あくまで仮の利益に過ぎないことは押さえておく必要があります。

 配当金も、株式投資の魅力です。配当金とは、企業が得た利益を株主に分配するお金のことです。配当は通常決算期ごとに、決算期末の株主に対して行われます。また、中間決算期に中間配当を実施している企業もあります。
 ただし、利益が出ていない企業などでは、配当が行われない場合もあります。また、利益を、配当として株主に還元することよりも、企業の拡大などの投資に回すことを重視するなど、会社の経営方針として、利益が出ているにもかかわらず配当を行わなかったり、利益に比して配当金が少なかったりする企業もあります。

 株価に対する配当の比率を配当利回りといいますが、配当利回りが年1%を超えている企業も少なくなく、配当金を利子と考えた場合、銀行預金などと比較して、かなり魅力的といえるでしょう。
 配当を狙って株式する場合は、一株あたりの配当金と、配当利回りに注目するといいと思います。これらの値は、ネットや四季報などで簡単に知ることが出来ます。

 なお、配当が増えることは「増配」、配当がないことを「無配」、配当を復活させることを「復配」といいます。これらの発表は株価にも大きな影響を与えるので、ニュースでこれらの言葉が出てきたときには、市場に注目する必要があります。

 ただ、配当だけに魅力を感じて投資するのは危険な面もあります。
 配当利回りが高い企業でも、業績の悪い会社や企業としての魅力に欠ける会社の株式は値下がりする可能性があるからです。
 どんなに配当利回りが高い会社でも、年2%程度です。一方、株価が一日に5%程度上下することは珍しくありません。配当利回りと株価の変動幅では、株価の変動幅のほうがはるかに大きいのです。
 この点を十分認識し、配当金だけに注目するのではなく、企業の実力を判断した上で、それに加えて配当金に着目するのが望ましいと思います。

 株主優待も株式投資の魅力のひとつです。株主優待とは、会社が配当金とは別に、株主還元策の一環として株主に特別にサービスや商品などを提供することです。たとえば、自社製品を提供したり、スーパーや外食産業が買い物県や割引券を提供したり、鉄道会社が無料乗車券を提供したり、スーパーが割引券を提供する例があります。
 最近では、このような株主優待に着目して、投資する銘柄を選ぶ投資家も増えています。企業の側でも、個人安定株主を作るための方策の一つとしても注目されています。
   
 ただ、株主優待を行っていない企業もあります。また、高配当や株主優待だけに釣られて株式を買うのは危険です。あくまで、企業業績や業績見通しや過去の株価の値動きに比べて株価が割高か割安かを判断の基礎とすべきです。その条件を満たした企業のうちから、魅力的な配当や株主優待を出している企業を選ぶのがいいと思います。

(文責:K.H)

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