イレ(入れる)とは?

「踏み」と同義。信用取引で売りから入った銘柄を、損失を承知で買い戻すこと。信用取引の売りは、株価の下落が予想される場面で行います。まずは、他の人から株を借りた上で、売却します。その後株価が値上がりしたところで、買い戻します。買い戻した株を借りた人に返すと信用取引は終了します。売った価格と、買った価格の差額が信用取引で得た利益になります。信用取引の売りを行うことで、順番は逆になりますが、結果的に、安く買って、高く売るのと同様の効果を得られるのです。ただし、予想に反して株価が上昇してしまった場合、差損が発生してしまいます。とはいえ、いつまでも株価の下落を待つわけにはいきません。信用取引は、他の人から株を借りて行うものだからです。当然、借りた株を返す期限(決済期日)があるのです。決済期日までには、株を買い戻して取り引きを精算しなくてはなりません。そこで、決済期日までのどこかの時点で決断して、イレる必要が生じてくるのです。

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